07/09/14

オーストラリア人 8

オーストラリア人はファッションセンスがまるでない。

普段は破れたTシャツに短パン、底の抜けたサンダルで歩いている。

さすがにシドニーやブリスベンなどの大都市では、きちんとスーツを着て歩いている人が多いが、ちょっとオフィス街を離れると、そのカジュアルさ加減たるや素晴らしいものである。 

1999年、コスタリカで開催されたある会議の最中のこと。

会議も終盤に差し掛かったある日、会場をチェックのカジュアルなYシャツに白い短パン、足にはサンダルを履いた人が闊歩していた。

えらいカジュアルな人が歩いとるワ、と思ったが、見覚えのあるその顔は他でもない、オーストラリア政府代表のB氏だった。

オーストラリア人 7

オージーのほとんどはにぎやかなところが嫌いだ。

ゴールドコーストの話をすると、「あんなもんは海外からきた観光客が行くところや」と言って、さも自慢げに「行ったことない!」という返事が返ってくる。

友人Dはシドニー西部に住む初老のバードウォッチャー。

シドニーオリンピックを4年後に控えた1996年のある日、彼に会う機会があった。

彼にオリンピックの話をしたら、「最悪だね。おかげで、あっちこっち道路工事だ。オリンピックで人が増えると思うとぞっとする。」

その後、彼から引っ越しのはがきが。

「今度、リタイヤしてタスマニアに住むことになりました」

都会暮らしに飽きて、田舎に引っ越したのは良いが、タスマニアの厳しい気候に「あそこは監獄だ!」と言って、わずか2年ばかりで南オーストラリア州に引っ越した。

でも、シドニーには二度と戻りたくないらしい。

オーストラリア人 6

オージーはお金を貯めない。

決して給料が低すぎるわけでもないのに、どうやって使っているのかさっぱり分からないが、なぜかお金がないといつも言う。 

ある家庭にホームステイしていた友人Nのファミリーは大きなプールつきの家に住んでいて、キャンピングカーを持っている。

日本の基準で言えば、どう見ても裕福な家である。

ここの家の主人がある日、友人Nともう一人の留学生の前で、こういった。

「俺の口座にいくらあるか知っているか?」

友人Nは「そんなもん知らん」と言うと、彼は「自慢じゃないが、お前たちよりも少ないぞ!俺の口座には今400ドルしかない!」。

オッサン、自慢してどうすんねん・・・。

07/09/08

オーストラリア人 5

オーストラリア人は本当に物を大切にする。

壊れても何度でも自分で直すので、簡単に物を捨てない。

テレビを見ると、DIY関係の番組が非常に多い。(ゴールデンタイムにやっているのには驚かされるが)

もっとも、別の表現で言えば、単にケチなのかもしれない。

30km以上の距離を走って、高速料金A$1(約65円)を取られると、えらく不平を言う。

彼らオージーは首都高や阪神高速にはとても乗れないだろう。

若い女の子でも1970年代前半の車に平気で乗る。彼女いわく、「私よりも、年配やねん、この車」。

そやろなー・・・。 

ある日僕はエチオピアからの留学生の友人Yと、担当の教授でもあるRの車に乗って、ブリスベンの本校の授業を受けた帰る途中だった。

Yは、R教授の車を見て、トリップメーターが60,000kmしかないことにいたく感心した。

彼は博士号も含め、先の長い留学生生活に際し、車の購入を真剣に検討していた。

「これ、すごいなぁ、60,000kmやん。売ってくれへんか聞いてみよ!」と彼。

僕はOZの車の乗り方を知っていたし、トリップメーターに10万の単位がないことに気がついて、「やめといた方が良いデ」と忠告した。

僕の忠告も聞かず、YがR教授に聞いたところ、「ん?この車?ああ、265,000km走ってるけど?それが何?」。

Yは余りのことにすっかり黙ってしまった。

R教授は、「いやぁ、日本車は丈夫で壊れなくて良いねぇ、ハハハッ」と笑った。

いやぁ、それでも26万キロも乗ってるアンタは尋常やない・・・。

オーストラリア人 4

オーストラリア人はハイテクに弱い。

1990年代の後半、シドニーの駅で自動改札が初めて導入されたとき、切符の入れる方向を間違えて閉じ込められたり、改札の前で硬直している人が沢山いた。

中には、改札機をむりやり押し開けて出るツワモノも見られたものである。

街角にあるフレキシー・テラーと呼ばれる現金自動引き出し機の傍では、時々機械を叩きまくってる中年のオージーオバはんを見かける。

どうやら操作手順が理解できなくて、現金が引き下ろせないらしい。

彼女たちは決まって、「全く、物分りの悪い、いかれた機械だよ」と文句を言っている。

たぶん、わかっとらんのは、オバはんらの方なんだが・・・。

オーストラリア人 3

オーストラリア人の夜は早い。

学生時代、オーストラリアでは、午後9時以降に電話するときは、一言断ってから電話をした方が良いと言われたことがある。

とはいえ、週末にはテレビで映画を上映している時間帯、にわかには信じがたかったが、ある日、友人R宅へ9時半頃に電話をしたら、ろれつの回っていない、眠そうな声で文句を言われた。

すまん、ホンマに寝てたのね・・・。

早寝ということは、もちろん早起きである。

大学の研究のため、友人Gと朝からインタビューに出かける約束をした。

時間をうっかり聞き忘れていたら、翌朝、5時半にドアをノックする音で目が覚めた。

「おい、今から行くデ」。

確かに夜は明けてるし、外は明るいが、5時半とは!

早起きにも限度があると思う。

オーストラリア人 2

オージーは米好きだ。

米好きオージーの中でも、Q大学在学中の友人L君(匿名)は根っからの米好きだった。

彼はブリスベンの自宅からは通えないので、学生寮に住んでいたのだが、4畳半のスペースにコンセント2箇所しかない部屋に炊飯器を持ち込み、朝昼晩、三食米を自分で炊いて食べて生活していた。

あんまり米ばかり食べるので、同級生たちから「今日の米はどうだ?」と聞かれる始末。 

そんな彼に、「どうやってご飯を食べるの?」とある日、聞いてみた。

「美味いから、試してみーひん?」と誘われたのは、ちょっと日本人には想像のつかない食べ方。

「アプリコットジャムに混ぜて食べるのがいちばん!」

最後まで勇気が出なかった。