オーストラリアの象徴
オーストラリアの国章には2種類の動物が描かれている。
それは、ほかならぬ、カンガルーとエミューである。
これは、この2種の動物が前進しか出来ないことから来ていると言われる。(常に前を向いてということか・・・)
ところでこの2種類、本当に前にしか進めない。
どちらも内陸に行かない限り、あまりお目にかからないが、目にする機会があったら、じっくり観察してみて欲しい。
カンガルー(ワラビー等含め)はオーストラリアの野生動物で、交通事故死ダントツの一位である。
事故死の原因として言われているのは、彼らは目に光が当たると、硬直して動けなくなるというもの(ネコやタヌキと一緒)。
私個人が遭遇しかけたものだと、車を発見して逃げようとして、返って道路に向かってきたときである。
幸いよけることが出来たが、前にしか動けない=頭の向いている方向にしか動けないという彼らの特徴をしみじみと実感した。
日本で4WD車で格好をつけてルーバーをつけているものがあるが、ルーバーとはもともとカンガルーとの衝突防止用のものである。
衝突で大抵負けるのはカンガルーの方(従って、路上に死体が転がることになる)だが、稀に車も大きなダメージを受け、道路際で大破していたりする。
路上死というと、エミューの路上死もたまに見かける。カンガルーよりはずっと少ないが、飛べない巨鳥エミューの習性を物語っている。
ある日、ニューサウスウェールズ州の中央部を運転していたときのこと。牧柵の向こうに一羽のエミューを見かけた。
様子が変なのでしばらく見ていると、彼はフェンスの隙間から長い首を出して、フェンスに沿って走っていた。
どうやら、牧場内に迷い込んだらしいのだが、エミューの不器用さをよく表している。
この2種の動物は不器用でいて、どこか味がある。
そういう意味ではオージーっぽいのかもしれない。
